マンション売却シミュレーターで査定シミュレーション
マンション売却シミュレーターは、不動産業者が提供するオンラインツールで、マンションの現在の価値を査定することができます。
以下は、一般的なマンション売却シミュレーターでのマンション査定シミュレーション手順です。
マンション売却シミュレーターの手順1.必要事項の入力
マンション売却シミュレーターにアクセスし、必要事項を入力します。
例えば、マンションの所在地、広さ、築年数、部屋数、間取り、条件などです。
マンション売却シミュレーターの手順2.査定シミュレーション
入力された情報に基づき、マンションの現在の市場価値を査定します。
これには、周辺の不動産相場や過去の取引価格、マンションの状態、設備などが考慮されます。
マンション売却シミュレーターの手順3.シミュレーション結果の確認
査定結果を確認し、マンション売却に関する参考情報を受け取ることができます。
例えば、査定額に基づいた売却予想価格、売却手続きの流れ、不動産業者の手数料などです。
ただし、マンション売却シミュレーターはあくまで参考程度であり、実際の査定価格とは異なる場合があります。
特に、マンションの状態や設備など、査定額に影響する重要な要素がシミュレーター上で評価しきれない場合があります。
そのため、実際の査定を受けることが重要です。
マンション売却シミュレーターは自動査定シミュレーション
マンション売却シミュレーターで一番有名なのは、不動産ポータルサイトのSUUMOさんですね。
SUUMOは、株式会社リクルートが運営する住宅・不動産購入や売買をサポートする情報ポータルサイトです。
SUUMOでは、無料で利用できるマンション売却シミュレーターを公開しています。
誰でも気軽に利用できるので、大体の査定相場を知りたいだけなら、SUUMOのマンション売却シミュレーターがおすすめです。
マンション売却シミュレーターは登録不要で査定シミュレーションできる
SUUMOのマンション売却シミュレーションでは、以下のわずか5項目の入力でシミュレーション査定が可能です。
- 最寄りの沿線
- 最寄り駅
- 駅から徒歩分
- 建築年月
- 専有面積
以上の5項目です。
登録不要、個人情報の入力はまったく必要ないので、匿名でシミュレーション査定できます。
マンション売却シミュレーターの自動シミュレーションは簡易査定
個人情報が不要なのは簡単で良いのですが、SUUMOのマンション売却シミュレーションでは、物件情報の入力もありまん。
ですので、正確な査定は不可能です。
一口にマンションといっても、低コストの物件もあれば、富裕層向けのハイグレード仕様もあります。
聞いたこともないデベロッパーの物件と、財閥系デベロッパーの物件が、同じ査定になるはずがありませんよね。
何階の部屋なのか、間取りはどうなっているのか、南向きなのか北向きなのかでも、マンションの売却の査定が変わるのは当然ですよね。
ですので、SUUMOのシミュレーション査定は、マンションそのものではなく、立地が対象だと思われます。
気軽に利用はできますが、自分のマンションの査定ではないという点を認識しておく必要があります。
マンション査定シミュレーションの方法は2種類
SUUMOのようなポータルサイトではなく、プロの不動産会社の査定はどうなっているのでしょうか?
不動産会社によるマンション売却の査定方法は2種類です。
机上査定と訪問査定です。
机上査定は言葉通り、訪問せずに机上で査定を行う方法です。
訪問査定は、不動産会社の担当者が実際に物件を訪問、チェックして査定を行う方法です。
マンション自動査定シミュレーションより正確なHOME4Uの机上査定
不動産会社に訪問されるのは嫌だけれど、個人情報を登録するのは問題ないということであれば、HOME4Uの机上査定がおすすめです。
机上なんだから、SUUMOのマンション売却シミュレーションと大差ないのでは?と思うかもしれませんが、実際には大違いです。
以下は、入力項目の一覧です。
- 都道府県
- 市町村
- 物件の種類(マンション、一戸建て、その他)
- 物件の所在地(部屋番号まで入力)
- 専有面積
- 間取り
- 築年月
- 現在の状況(居住中、賃貸中、空き)
- 物件との関係(所有しているかどうか)
- 不動産会社への要望
- 査定の理由
- 希望(高く売りたい、早く売りたい、考える)
- 査定の方法(机上、訪問)
- 姓名
- 年齢
- 電話番号
- メールアドレス
- 売却希望時期
完全の物件を特定できるだけの情報を入力する必要があります。
これだけの情報があるからこそ、正確に査定ができるのです。
不動産会社が査定をおこなう際には、対象となるマンションの売買履歴を、中央不動産鑑定所などの専門機関に照会して参考にします。
査定に影響のある項目について、類似事例を元にシミュレーションして査定額を算出しています。
例えば、対象となる物件の2階下の売買事例をもとに、階数による価格補正を行い、査定価格を算出する、といった具合です。
マンション売却の事例は、過去から膨大なデータが蓄えられており、部屋の中を考慮しない状態での査定としては、これ以上正確なものはないと思います。
マンション売却の査定は訪問チェックしての査定が正確でおすすめ
HOME4Uの机上査定はかなり正確ですが、やはり一番正確なのは訪問査定です。
マンション内の状態をしっかりと把握した上で査定するのですから、当然と言えば当然です。
机上査定できるなら、訪問ないマンションを売却したいという希望の方もいると思います。
結論から言えば、訪問を一切行わない不動産会社もあるので、そのままマンション売却を依頼することも可能です。
そういった不動産会社の中には、訪問査定担当をなくしてコストカットすることで、仲介手数料を割り引いてくれたりするサービスを行っているところもあります。
自分自身、マンションを売却するときに査定をお願いした経験もありますが、結局は契約しませんでした。
実際に物件も見ずに査定しても、それは机上にしかすぎません。
訪問でしっかり確認、スムーズにマンションを売却するための戦略・販売方法の提案とセットで、査定してもらう方が、はるかに有益だと考えたからです。
マンション売却査定のポイント
マンション売却査定額を左右されるポイントは、以下の通りです。
- 立地
- 築年数
- 専有面積
- 間取り
- 向き
こういった基本的な項目と、過去の売買実績をもとに、まず机上の査定を行います。
次に物件を訪問、査定金額を補正する必要があるかどうかを確認します。
マンション売却査定の前に掃除すると査定額は上がる?
掃除していないより、掃除している方が、もちろん査定には有利ですが、大きな金額差にはなりません。
ただし、あくまでも査定には大きな影響がないというだけです。
実際にマンションを売却する際には、物件に興味を持った買主が、内覧するために訪問します。
実際に自分が買う立場になったとき、汚い部屋を大金を出して買いたいと思いますか?
立地や間取りが気に入ったとしても、リフォームが必要なので値下げして欲しいという交渉をされると思います。
自分自身、今までに2度、中古マンションを購入した経験がありますが、汚い場合はリフォーム前提で強気の価格交渉をしました。
汚い部屋だと、絶対に欲しいと思えないので、交渉も強気でしたね。
マンション売却査定の前に修理すると査定額は上がる?
マンションの設備や収納に故障・不具合がある場合は、査定にも影響がありますし、実際の売却額も下がります。
そもそも、下げないと売れません。
DIYで修理できるようなら、修理してから査定した方が良いと思います。
リフォームまで実施するかどうかは、不動産会社の担当者と相談してからで問題ありません。
マンション売却査定の相場はどこで決まる?
今まで説明してきた通り、基本的な項目と過去の売買実績で相場は決まります。
それに加えて、不動産会社の販売力の差もかなり影響してきます。
自分の経験ですが、HOME4Uでマンション売却一括査定して、その中から3社に実際に訪問して見積もりをお願いしました。
地元密着の中小、デベロッパー系の中堅、仲介大手といった感じですね。
肝心の査定結果ですが、1800万~2200万でした。
かなり開きがあったので、どこのお願いするのか相当悩みましたが、結局は一番高い査定を出してくれた不動産会社にお願いしました。
その会社では、2000~2200万での販売を推奨していたので、2090万で売り出すことを決め、そのまま値引きすることなく1週間ほどで買主が見つかりました。
2200万でも売れる!という判断をしているわけですから、販売方法についても、しっかりとして方針がありましたね。
反対に、一番安い査定結果の会社は、同じマンションで売りに出していた別の部屋が、なかなか売れず、大幅に値引きして売却した事例をもとにしたようです。
マンション売却査定は一括査定がおすすめ!
マンションの売却を検討しているなら、一括査定サイトを利用するのがおすすめです。
複数の不動産会社で査定してもらうことで、相場が分かりますし、顧客からバックオーダーを受けている業者がいれば、思わぬ高値で売れたることもあります。
実際に売るかどうか、査定結果を確認してから判断しても問題ありません。
中古マンションを相場より高く売るには? マンション売却の知識では、売却のコツ、売れやすい時期、内覧の注意点、仲介手数料、税金、確定申告など、詳しく解説しています。
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